2024年11月11日
【具体例付き】ステップメールの作成方法とは?効果を高めるポイントや費用を徹底解説!
マーケティング活動に「ステップメール」は活用できていますか?
ステップメールは、特定の目的に基づいて段階的に自動配信されるメールのことで、見込み客の育成や顧客の購買促進に効果を発揮するマーケティング手法となっております。本記事では、ステップメールの作成方法を5つのステップで解説し、効果を最大化するためのポイントや費用についても詳しくご紹介します。ステップメールの導入で、効率的な顧客獲得やエンゲージメント向上に役立てていきましょう。
ステップメールとは?
ステップメールとは
ステップメールとは、特定のシナリオに基づいて時間差で自動的に複数回にわたって配信される一連のメールのことです。主に見込み客の育成や顧客の購買促進、リピート率の向上を目的として活用されることが多いです。受信者ごとに予め決められたシナリオに従い、一定の間隔で段階的に情報を届けるため、商品やサービスへの理解を深めたり、購買意欲を高めることが可能です。新規顧客への教育コンテンツの配信や、既存顧客へのフォローアップなど、用途に応じてさまざまな形式で活用でき、継続的なコミュニケーションを図るのに非常に効果的なマーケティング手法となっております。
ステップメールとメルマガの違い
ステップメールとメルマガはどちらもメールを活用したマーケティング手法ですが、その性質や目的には明確な違いがあります。ステップメールは、特定のシナリオに基づき、一定のスケジュールで複数のメールを順次配信する形式です。新規顧客に対して段階的に情報を提供し、購買意欲を育成する場合や、特定のテーマで段階的に教育する際に利用されます。個別に設定されたタイミングで自動配信されるため、受信者のニーズや行動に応じた適切なメッセージを届けることが可能です。
一方、メルマガ(メールマガジン)は、全ての受信者に対して一括で情報を配信する形式です。特定の日時に送信され、企業からのニュースやキャンペーン情報、新製品の紹介など、タイムリーな情報発信に適しています。基本的には単発の情報配信が中心であるため、特定のテーマを段階的に深堀りする目的には向いていません。したがって、ステップメールは「個別の行動やニーズに対応する連続的な配信」、メルマガは「一斉配信による広範な情報提供」として使い分けることで、それぞれの特性を活かしたマーケティングを実現させることができます。
ステップメールの作成方法5ステップ
ここではステップメールの作成方法を5つのステップに分けてそれぞれ解説していきます。
①ターゲットとゴールを明確にする
ステップメールの効果を最大化するためには、ターゲットとなる受信者と目指すゴールを最初に明確にすることが重要です。誰に向けてメッセージを発信するのかを細かく定義し、受信者の年齢、性別、購買行動、関心事などを具体的に把握することで、より効果的なアプローチが可能となります。また、ゴールを設定することで、どのような結果を得たいのかが明確になり、全体の流れを計画しやすくなります。ゴールの例としては、商品の購入促進、問い合わせ増加、登録者の教育などがあります。目標は測定可能な具体的な数値で設定し、進捗を追跡できるようにしましょう。ターゲットの特性を理解し、それに合わせたコンテンツを用意することで、ステップメールの効果を最大化することが可能です。以下に具体的なターゲットとゴールの例を示します。
ターゲット:30代の子育て世代
シナリオ:育児を軸とした教育、習い事、積み立て投資など
ゴール:新商品の購入を促す、特定のサービスを利用してもらう、あるいは顧客満足度を向上させるなど
②メールコンテンツ/シナリオを企画する
ターゲットとゴールが決まったら、ステップメールのシナリオと具体的なメールコンテンツを企画します。最初のメールでは受信者の注意を引くような導入部分を設け、中盤では製品やサービスの価値を伝え、最終的には受信者に具体的な行動を促すような段階的な流れを設計します。たとえば、導入メールでは読者の興味を引くストーリーや課題を示し、次に解決策やメリットを強調した内容を展開します。ゴールに向かって段階的にステップを踏むことで、受信者を自然に次の行動へ誘導することが重要です。また、シナリオ全体の流れが一貫していることが大切で、各メールが適切な間隔で送信されるように設定するようにしてみてください。
③メールを作成する
企画したシナリオを基に具体的なメールを作成します。まず、受信者が興味を持つような魅力的な件名を考えることが重要です。「期間限定!○○キャンペーン」などの件名は短く簡潔でありつつも、クリックしたくなる内容が良いでしょう。また、本文は読みやすさを意識し、適切な段落構成や箇条書きを用いて情報を整理しましょう。メッセージの中心は、読者に対して価値を提供する内容であり、過度な売り込みを避けることがポイントです。適切なタイミングでCTA(コール・トゥ・アクション)を配置し、読者を次のステップに誘導する構成を心掛けます。さらに、画像やリンクの挿入によってメールの見栄えやクリック率の向上を図ることも効果的です。
④メール配信システムへ設定と配信を実施する
作成したメールをスムーズに配信するためには、適切なメール配信システムを活用します。配信システムでは、各メールの配信タイミングや条件を詳細に設定することが可能で、ステップメールの全体的な流れをスケジュール通りに自動化できます。たとえば、特定の時間間隔で配信を行う設定や、受信者が特定の行動を取った場合に次のメールが配信されるようにする設定が一般的です。システムの設定が完了したら、テスト配信を実施して動作を確認します。メールのレイアウトが崩れていないか、リンクが正しく動作しているか、内容が正確に反映されているかなどを確認し、不具合があれば修正を行います。最終確認が終われば、スケジュールに基づき本番配信を開始します。
⑤効果測定と改善を実施する
ステップメールは配信して終了ではありません。配信後は、定期的にその効果を測定し、必要に応じて改善を行います。主な指標としては、開封率、クリック率、コンバージョン率、解約率などが挙げられます。これらのデータを分析することで、どの部分が効果的で、どこに改善の余地があるかを把握できます。効果が思うように出ていない場合は、件名や本文の内容を見直す、配信タイミングを調整する、ターゲット層を再検討するなど、適切な修正を行いましょう。また、A/Bテストを定期的に行い、異なる要素のパフォーマンスを比較することで、より効果的な改善が可能です。継続的な測定と改善を繰り返すことで、ステップメールの精度を高め、最終的な成果に繋げることができます。
ステップメールの効果を高める3つのポイント
ここではステップメールの効果を高める3つのポイントをそれぞれ解説していきます。
①ターゲットを限定する
ステップメールの効果を最大限に引き出すためには、ターゲットを明確に限定することが非常に重要です。顧客データを活用し、年齢、性別、購買履歴、関心のある商品やサービスなど、さまざまな属性で細かくセグメント化を行います。これにより、受信者に合わせたメッセージを配信することが可能となり、より高いエンゲージメントを引き出すことができます。たとえば、新規顧客には基本的な商品説明や特典を紹介するメールを送り、既存顧客にはより高度な使い方や追加サービスの案内を行うといった具合です。これにより、各ターゲットが抱えるニーズや興味を的確に捉えたメッセージを届けられるため、受信者の興味を引きつけ、次の行動へとつなげやすくなります。また、ターゲットの行動に基づいたメッセージ配信も効果的で、特定の行動を取った受信者に対して追跡メールを配信することで、関係を深めることが可能です。
②AIDMAの法則を活用したシナリオを設計する
AIDMAの法則は、消費者の購買プロセスを「Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)」の順に表したモデルです。このフレームワークを活用してステップメールのシナリオを設計することで、ターゲットが段階的に興味を深め、最終的に行動を起こすプロセスを効率よく進めることができます。例えば、初回メールで興味を引くトピックや問題提起を行い、次のメールで製品やサービスの具体的な魅力を紹介することで、ターゲットの欲求を喚起します。その後、信頼性を高める証拠やケーススタディを提供し、購買意欲を引き出し、最終的な行動を促すCTAを設置するのが効果的です。また、記憶に残る要素としてストーリーテリングを活用し、ターゲットが共感しやすい内容を盛り込むことで、受信者の心に響くシナリオを作成することができます。
③CTAやデザインを強化する
ステップメールの効果を高めるためには、読者に行動を促すCTA(コール・トゥ・アクション)を強化することが欠かせません。効果的なCTAは、受信者が次のアクションを取る際のガイドとなります。CTAの文言はシンプルかつ具体的で、行動を促す表現を使用することが重要です。たとえば、「今すぐ購入」「詳細を見る」「無料で試す」といった明確な指示が効果的です。また、CTAは視覚的に目立つデザインにすることで、自然と目に留まるようにします。ボタンの色や配置、文字のサイズやフォントに配慮し、クリックしやすい形状にすることがポイントです。
さらに、メール全体のデザインも重要で、視覚的に魅力的かつモバイルフレンドリーなレイアウトを採用し、ユーザーがストレスなく情報を閲覧できるように工夫しましょう。適切な画像やアイコン、ホワイトスペースを活用し、読みやすく魅力的なメールを作成することで、読者のエンゲージメントを向上させることができます。
ステップメール作成における費用感
ステップメールの作成にかかる費用は、依頼する内容やスケール、対象となる顧客層に応じて大きく異なります。一般的には、メール作成やシナリオ設計をフリーランスに依頼する場合、1通あたり数万円から10万円程度が相場とされています。これに対して、プロの制作会社やマーケティングエージェンシーに依頼すると、複雑なシナリオや大規模な配信を含む場合には、トータルで数十万円から100万円以上の費用がかかるケースもあります。特に、ステップメールに含まれるコンテンツが多岐にわたる場合や、綿密なターゲティング・セグメント化が必要な場合には、その分コストが増加する可能性があります。
また、配信を行うためのメール配信システムの使用料も発生します。多くのシステムでは、月額数千円から数万円程度で提供されており、機能の充実度やサポート内容に応じて価格が変動します。例えば、自動化やA/Bテスト機能、分析機能が充実した高機能なシステムを利用する場合は、それに応じた費用が必要です。初期設定費用や特別なオプションがある場合には、追加料金が発生することもありますので、事前に全体のコストを把握しておくことが大切です。
ステップメール作成を依頼するならcocrea Biz
ステップメール作成を依頼するなら、オンラインアシスタントサービス「cocrea Biz(コクリエビズ)」がおすすめです。cocrea Bizでは経理や人事、総務、バックオフィス業務など幅広いサービスを提供しています。専属ディレクターが依頼内容に合った特別チームを編成してくれるので、自社にマッチした人材をご紹介してくれます。
オンラインアシスタントサービスcocrea Biz(コクリエビズ)とは
【出典:cocrea Biz(コクリエビズ)|C-design】
cocrea Biz(コクリエビズ)は、C-design(シーデザイン)株式会社が2023年1月から提供しているオンラインアシスタントサービスです。
今回は、オンラインアシスタントサービス「cocrea Biz(コクリエビズ)」に関する基本情報や料金プラン、導入事例を紹介します。cocrea Bizの詳細を知りたい方や、自社に合った料金プランがあるかどうかを確認してみてください。
- cocrea Biz(コクリエビズ)の特徴
- cocrea Biz(コクリエビズ)の業務内容
- cocrea Biz(コクリエビズ)の料金プラン
- cocrea Biz(コクリエビズ)の導入事例
cocrea Biz(コクリエビズ)の特徴
- 変動費を増やして固定費を大幅削減
- 正社員の生産性向上
- 業務プロセスの自動化を実現
cocrea Bizを導入すると、コストを削減しつつ業務を効率的に進められます。自社の人材を新しく採用する(固定費)に一切影響を与えることなく、外部の助け(変動費)だけで問題を解決に導けます。固定費の増加を抑えられるので、コスト面の負担も最低限に抑えられるのが魅力です。
本業に集中する環境を作れば、社員の生産性向上・会社の業績アップにもつながります。変動費を増やしても、結果的利益アップの可能性は高いです。
cocrea Bizでは、ITツールの導入を含めた業務プロセスの自動化を行っています。様々な業務を補助してくれるので、自社スタッフの負担軽減に大きく繋がるのも特徴です。
cocrea Biz(コクリエビズ)の業務内容
依頼可能な業務 | 詳細 |
総務 | ・出張手配/会場手配
・スケジュール調整 ・会議資料の作成 ・データ入力/データ整理 |
経理 | ・記帳代行
・月次締め処理 ・請求書/領収書発行 ・売上/入金確認 ・紙伝票データ化 |
人事・労務 | ・給与計算
・求人票/更新 ・応募者対応/面談日程調整 ・人事労務サポート ・勤怠管理支援 |
マーケティング | ・アンケート作成
・データ集計 ・画像選定/編集 ・SNSの投稿 ・記事作成/編集 ・記事ネタリサーチ |
営業サポート | ・会議資料/提案書作成
・業界の最新情報の調査と共有 ・経費申請 ・予実管理(データ更新作業) ・見積書請求書作成 ・データ入力/整理 ・リサーチ業務 ・営業資料作成 |
【参照:cocrea Biz(コクリエビズ)|C-design】
cocrea Bizで依頼可能な業務は、多岐にわたります。バックオフィス的な業務からマーケティングや営業サポートなど、専門的スキルを有するものまでさまざまです。
cocrea Bizでは、表以外にもさまざまな業務を依頼できます。詳細を確認したい方や自社の業務が依頼可能かどうかをチェックしたい方は、公式HPから直接問い合わせください。
cocrea Biz(コクリエビズ)の料金プラン
プラン名 | ライト | スタンダード | カスタム |
月額料金 | 55,000円 | 99,000円 | 要相談 |
契約期間 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | – |
実働時間 | 10時間 | 20時間 | – |
支払い | 1ヶ月分前払い | 1ヶ月分前払い | 1ヶ月分前払い |
【参照:cocrea Biz(コクリエビズ)|C-design】
cocrea Bizの料金プランは、大きく3種類です。契約期間や実働時間、内容によって異なります。カスタムプランは、依頼内容に合わせて料金プランをカスタマイズできるため、自社に合ったプラン内容の作成が可能です。
cocrea Biz(コクリエビズ)の導入事例
導入事例①:内装業のお客様
導入のきっかけと課題 | 【スケジュール調整などの予定管理が手間となっていた】
外での作業が多いので、お客様とのスケジュール調整や取引先とのメールのやりとりの返信が遅くなっていた。 また、経理業務は毎月できずに溜めていたので誰かに依頼したいと考えていた。 |
選定ポイント | 【業務負荷の軽減とやりたかった経理業務のITツール導入】
スケジュール調整のみならず、カレンダー反映なども補助いただけるので予定を忘れてしまうミスも軽減できる点が大変助かると感じた。 また、今まで導入できなかった会計ソフトの運用すべてを依頼できる点が業務負荷の軽減に大きく寄与すると感じたため。 |
今後の展望 | 【社員募集を行う採用面の強化に期待】
入れ替わりもあったりするので、採用活動にはさらに力をいれていきたい。 人事専任の担当がいるわけではないので、どのような採用活動が良いのか分からないでいる。ここも今後相談していきたい。 |
導入事例②:リフォーム業のお客様
導入のきっかけと課題 | 【コア業務への集中】
事務作業が苦手で、経理作業に毎月かなりの時間をとられていた。 月末になると経理作業に集中するため、営業活動の時間がとれずにジレンマを感じていた。 |
選定ポイント | 【幅広い業務のアウトソーシング】
記帳代行などの経理業務の代行サービスも検討をしたが、今後給与計算や他の事務作業も依頼できたらと考えていたので、幅広い業務を任せられる点が魅力的に感じた。 |
今後の展望 | 【自社内で指示だしができない作業の支援】
もっと多くの新規案件を受注していくため、営業人数も限られるためマーケティングも強化していきたいが、自社でノウハウがないため手をだせずにいた。 導入事例の更新からはじめたいので今後ホームページの運用についても相談をしていきたい。 |
cocrea Biz(コクリエビズ)の利用の流れ
cocrea Bizの利用の流れは、大きく3つのステップに分けられます。
①お問い合わせ無料相談
cocrea Bizに関するお問い合わせや資料ダウンロードは、公式HPから行うことができます。導入事例や活用方法を相談することも可能なようですので是非お問い合わせしてみてください。
②キックオフ
業務内容や必要な人材のスキルなどを相談して、条件に合うサービスを提供できるかどうかを判断します。
条件がマッチしましたら、契約後ディレクターとのWEB面談を実施します。
面談では、業務開始に向けて業務内容や稼働時間などに関する打ち合わせをします。
③業務開始
WEB面談終了後、すぐに業務を依頼可能です。依頼はオンライン上で全て完結するため、場所・状況に関係なくいつでも自由に相談できます。
まとめ
ステップメールは、ターゲットに合わせたシナリオに基づいて自動配信される効果的なマーケティング手法です。作成から配信、効果測定までのステップを踏むことで、顧客の育成やコンバージョン向上が期待できます。この記事で紹介したポイントや事例を参考にしながら、効果的なステップメールを作成し、ビジネスの成長に繋げていきましょう。