2024年11月9日
RPAとは?RPA活用のメリットとRPA活用が進む背景についてご紹介
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、企業の業務効率化を支える革新的な技術として、近年急速に注目を集めています。単純な事務作業を自動化することで、業務時間の短縮や人為的ミスの削減を実現し、多くの企業が導入を検討しています。本記事では、RPAの基本的な概要から、その活用が進む背景、具体的なメリット、さらにRPAに適した作業と適さない作業について詳しく解説します。本記事を通じて社内で自動化できる業務について考えてみてください。
RPAとは?RPA活用が進む背景について
RPAとは?ロボットを活用した業務自動化技術のこと
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、ソフトウェアロボットを活用して、定型業務を自動化する技術のことです。これにより、人間が行っていた繰り返し作業やルーチン業務を自動的に処理できるようになります。RPAは、特定の業務フローに従って動作し、入力作業、データの収集・整理、帳票作成など、様々な事務作業を効率的に行います。これにより、企業は労働コストを削減し、生産性を向上させることができます。
RPA活用が進む背景
RPAの活用が急速に進む背景には、労働力不足と業務効率化のニーズが深く関わっています。特に、少子高齢化が進む日本においては、働き手の減少が深刻な問題となっています。そのため、企業は限られた人材でより多くの業務をこなす必要があり、RPAはその解決策として有力視されています。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、業務のデジタル化が加速していることも、RPA導入を後押ししています。さらに、技術の進歩により、従来ではコストや技術的ハードルが高かった自動化が、より身近で導入しやすいものとなり、多くの企業が採用に踏み切っています。最近ではRPAについて政府から補助金がでることもあり、日本全体としてRPA活用の動きが高まっているのです。
RPA活用の3つのメリットと活用例
ここではRPAを活用するメリットと具体的な活用例についてご紹介します。
メリット①:業務効率の向上
RPAを導入する最大のメリットは、業務効率の飛躍的な向上です。従来、人間が手作業で行っていた繰り返し作業や定型業務を、RPAが24時間365日、正確かつ迅速に処理できるため、業務時間の短縮が可能となります。これにより、従業員は本来の創造的な業務や戦略的なタスクに集中できるようになり、企業全体の生産性が向上します。また、RPAは一度設定すれば、同じプロセスを繰り返し実行できるため、ヒューマンエラーを排除し、業務の精度を高めることができます。従業員はメインの業務に集中することができるため、従業員満足度向上のメリットも見込めます。
メリット②:コスト削減
RPAの活用は、人的リソースに依存せずに業務を自動化できるため、人件費の削減に大きく貢献します。特に、単純作業やルーチン業務に従事するスタッフの数を減らすことで、直接的なコスト削減が可能です。さらに、RPA導入により業務が効率化されることで、残業時間の削減や、アウトソーシングコストの削減も期待できます。企業によっては、RPA導入後に大幅なコスト削減を達成し、その浮いた資金を新たな事業投資や社員教育に充てることで、さらなる成長を目指すケースも増えています。
メリット③:業務の標準化とコンプライアンス強化
RPAを活用することで、業務プロセスを標準化し、組織全体で統一された手順で業務を進めることが可能になります。これにより、どの部署でも同じクオリティで業務を遂行できるため、企業全体の品質管理が容易になります。また、RPAは設定されたルールに厳密に従って作業を行うため、コンプライアンス遵守が強化されます。特に、法令遵守や規制対応が求められる業務においては、RPAを導入することでリスクを大幅に軽減し、企業の信頼性を高めることができます。
RPAの活用例
RPAの活用例として、特に効果が高いのが金融業界におけるバックオフィス業務です。例えば、銀行や保険会社では、日々膨大な量のデータ処理や照合業務が発生します。従来はこれらの業務に多くの時間と労力が費やされていましたが、RPAを導入することで、顧客情報の入力や照合、請求書の処理、取引データのチェックなどが自動化されました。これにより、業務の迅速化とミスの削減が実現し、結果として顧客満足度の向上にも繋がっています。また、RPAは人間が行うと時間がかかる作業でも、短時間で完了させることができるため、業務全体のスピードアップにも寄与しています。さらに、RPAの導入によって人間が行うべき重要な業務にリソースを集中できるようになり、戦略的な業務への注力が可能となっています。
RPAに適している作業と適さない作業
先ほどはRPA活用のメリットについてご紹介しました。
しかし、RPAはすべての業務で活用ができるわけではなく、業務の選定が必要となります。ここではどの業務がRPAに適しているのか、また適していない業務についてご紹介します。
RPAに適している作業
RPAに適している作業は、主に定型化された反復作業や、ルールに基づいて進行する業務です。例えば、データ入力や照合、定期的なレポート作成、メールの自動送信などが該当します。これらの作業は、手順が明確で変動が少なく、人為的な判断を必要としないため、RPAによる自動化が容易です。また、複数のシステムやツール間でのデータ転送や、システムの操作を伴う業務にも適しています。こうした業務では、RPAを導入することでミスが減り、スピードと精度が大幅に向上します。
RPAに適さない作業
一方で、RPAに適さない作業も存在します。特に、創造的な判断を必要とする業務や、状況に応じた柔軟な対応が求められる作業には適していません。例えば、顧客対応やクレーム処理、企画立案などは、状況に応じた判断や人間の感性が求められるため、自動化が難しいです。また、業務フローが頻繁に変わる作業や、データの形式や内容が一定でない場合も、RPAの導入には課題があります。これらの作業にRPAを導入すると、期待した効果が得られないばかりか、逆に業務効率が低下する可能性もあります。
RPAに挑戦するならcocrea Biz
RPAに挑戦するなら、オンラインアシスタントサービス「cocrea Biz(コクリエビズ)」がおすすめです。cocrea Bizでは経理や人事、総務、バックオフィス業務など幅広いサービスを提供しています。専属ディレクターが依頼内容に合った特別チームを編成してくれるので、自社にマッチした人材をご紹介してくれます。
オンラインアシスタントサービスcocrea Biz(コクリエビズ)とは
【出典:cocrea Biz(コクリエビズ)|C-design】
cocrea Biz(コクリエビズ)は、C-design(シーデザイン)株式会社が2023年1月から提供しているオンラインアシスタントサービスです。
今回は、オンラインアシスタントサービス「cocrea Biz(コクリエビズ)」に関する基本情報や料金プラン、導入事例を紹介します。cocrea Bizの詳細を知りたい方や、自社に合った料金プランがあるかどうかを確認してみてください。
- cocrea Biz(コクリエビズ)の特徴
- cocrea Biz(コクリエビズ)の業務内容
- cocrea Biz(コクリエビズ)の料金プラン
- cocrea Biz(コクリエビズ)の導入事例
cocrea Biz(コクリエビズ)の特徴
- 変動費を増やして固定費を大幅削減
- 正社員の生産性向上
- 業務プロセスの自動化を実現
cocrea Bizを導入すると、コストを削減しつつ業務を効率的に進められます。自社の人材を新しく採用する(固定費)に一切影響を与えることなく、外部の助け(変動費)だけで問題を解決に導けます。固定費の増加を抑えられるので、コスト面の負担も最低限に抑えられるのが魅力です。
本業に集中する環境を作れば、社員の生産性向上・会社の業績アップにもつながります。変動費を増やしても、結果的利益アップの可能性は高いです。
cocrea Bizでは、ITツールの導入を含めた業務プロセスの自動化を行っています。様々な業務を補助してくれるので、自社スタッフの負担軽減に大きく繋がるのも特徴です。
cocrea Biz(コクリエビズ)の業務内容
依頼可能な業務 | 詳細 |
総務 | ・出張手配/会場手配
・スケジュール調整 ・会議資料の作成 ・データ入力/データ整理 |
経理 | ・記帳代行
・月次締め処理 ・請求書/領収書発行 ・売上/入金確認 ・紙伝票データ化 |
人事・労務 | ・給与計算
・求人票/更新 ・応募者対応/面談日程調整 ・人事労務サポート ・勤怠管理支援 |
マーケティング | ・アンケート作成
・データ集計 ・画像選定/編集 ・SNSの投稿 ・記事作成/編集 ・記事ネタリサーチ |
営業サポート | ・会議資料/提案書作成
・業界の最新情報の調査と共有 ・経費申請 ・予実管理(データ更新作業) ・見積書請求書作成 ・データ入力/整理 ・リサーチ業務 ・営業資料作成 |
【参照:cocrea Biz(コクリエビズ)|C-design】
cocrea Bizで依頼可能な業務は、多岐にわたります。バックオフィス的な業務からマーケティングや営業サポートなど、専門的スキルを有するものまでさまざまです。
cocrea Bizでは、表以外にもさまざまな業務を依頼できます。詳細を確認したい方や自社の業務が依頼可能かどうかをチェックしたい方は、公式HPから直接問い合わせください。
cocrea Biz(コクリエビズ)の料金プラン
プラン名 | ライト | スタンダード | カスタム |
月額料金 | 55,000円 | 99,000円 | 要相談 |
契約期間 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | – |
実働時間 | 10時間 | 20時間 | – |
支払い | 1ヶ月分前払い | 1ヶ月分前払い | 1ヶ月分前払い |
【参照:cocrea Biz(コクリエビズ)|C-design】
cocrea Bizの料金プランは、大きく3種類です。契約期間や実働時間、内容によって異なります。カスタムプランは、依頼内容に合わせて料金プランをカスタマイズできるため、自社に合ったプラン内容の作成が可能です。
cocrea Biz(コクリエビズ)の導入事例
導入事例①:内装業のお客様
導入のきっかけと課題 | 【スケジュール調整などの予定管理が手間となっていた】
外での作業が多いので、お客様とのスケジュール調整や取引先とのメールのやりとりの返信が遅くなっていた。 また、経理業務は毎月できずに溜めていたので誰かに依頼したいと考えていた。 |
選定ポイント | 【業務負荷の軽減とやりたかった経理業務のITツール導入】
スケジュール調整のみならず、カレンダー反映なども補助いただけるので予定を忘れてしまうミスも軽減できる点が大変助かると感じた。 また、今まで導入できなかった会計ソフトの運用すべてを依頼できる点が業務負荷の軽減に大きく寄与すると感じたため。 |
今後の展望 | 【社員募集を行う採用面の強化に期待】
入れ替わりもあったりするので、採用活動にはさらに力をいれていきたい。 人事専任の担当がいるわけではないので、どのような採用活動が良いのか分からないでいる。ここも今後相談していきたい。 |
導入事例②:リフォーム業のお客様
導入のきっかけと課題 | 【コア業務への集中】
事務作業が苦手で、経理作業に毎月かなりの時間をとられていた。 月末になると経理作業に集中するため、営業活動の時間がとれずにジレンマを感じていた。 |
選定ポイント | 【幅広い業務のアウトソーシング】
記帳代行などの経理業務の代行サービスも検討をしたが、今後給与計算や他の事務作業も依頼できたらと考えていたので、幅広い業務を任せられる点が魅力的に感じた。 |
今後の展望 | 【自社内で指示だしができない作業の支援】
もっと多くの新規案件を受注していくため、営業人数も限られるためマーケティングも強化していきたいが、自社でノウハウがないため手をだせずにいた。 導入事例の更新からはじめたいので今後ホームページの運用についても相談をしていきたい。 |
cocrea Biz(コクリエビズ)の利用の流れ
cocrea Bizの利用の流れは、大きく3つのステップに分けられます。
①お問い合わせ無料相談
cocrea Bizに関するお問い合わせや資料ダウンロードは、公式HPから行うことができます。導入事例や活用方法を相談することも可能なようですので是非お問い合わせしてみてください。
②キックオフ
業務内容や必要な人材のスキルなどを相談して、条件に合うサービスを提供できるかどうかを判断します。
条件がマッチしましたら、契約後ディレクターとのWEB面談を実施します。
面談では、業務開始に向けて業務内容や稼働時間などに関する打ち合わせをします。
③業務開始
WEB面談終了後、すぐに業務を依頼可能です。依頼はオンライン上で全て完結するため、場所・状況に関係なくいつでも自由に相談できます。
まとめ
RPAの活用は、企業の業務効率化とコスト削減に大きく貢献する選択肢の一つとなります。定型業務を自動化することで、従業員はより付加価値の高い業務に集中でき、企業全体の生産性が向上し、売上アップに貢献できるでしょう。一方で、RPAの導入には適した業務と適さない業務が存在するため、適切な業務選定が重要です。もし、RPA導入をしていない場合は自社ならどこの業務がRPA活用できるのか棚卸からスタートしてみてください。